サラ・オレアリー:作 チィン・レン:絵「わたしのかぞく みんなのかぞく」(あかね書房 2022)
同じ作者「じぶんのきもち みんなのきもち」()」の姉妹編。
この絵本を読むと、〈伝統的な〉という言葉は〈家族〉を言い表す言葉には
ならないと気づかせてくれます。
養子を迎える家族、祖父母がたくさんいる子ども、①週間ずつ父親、母親と暮らす子ども…絵本に登場する子どもたちがページをめくるたびに皆自分の家族を語るのは痛快です。必ずしも皆十分に幸せかどうかは分かりませんが、現代の家族はさまざまなんだということは十分伝わってきます。
「じぶんのきもち…」と併せて読むと、今をより理解することができます。まずは理解から。