越智章仁 CD「海のように」「マイフレンド」
かしわ哲「あったかさん」の中で、著者がピアニスト・越智章仁さんとの出会いをかなりのページを割いて割いています。
そういえばと思い出し、図書館から「海のように」(1997)と「マイフレンド」(2000)の2枚を借りてきた。聴くのは、20年以上ぶり。
当時はダウン症の青年が奏でるピアノという気構えがあったと思うけれど、年を経てすんなりと聴くことができた。
レコーディングの完璧さよりも心のおもむきをそのまま記録したという曲の数々が流れ込んでくるイメージ。年を取って自律神経が故障気味になっている身には、リラックスできるアーティスト。
1冊の本が、サルサ・ガムテープから越智章仁さんへとつながり、再び聴くことができてうれしい。