読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

いろいろな音楽

リンダ・ロンシュタット DVD「FAITHLESS LOVE](1980)

数年ぶりに観る。70年代前半から中頃の彼女のヒット曲がてんこ盛り。しっとりの婆ラード、明るいカントリー、古いロックンロール、力強いロック…自身の曲やカバーを含め、貫禄のステージが観られる。 この作品は、テレビ放映をDVDにしたもの。さほど大…

元ちとせ×坂本龍一「死んだ女の子」

昨日の「報道特集」で、金平茂紀キャスターが元ちとせに「死んだ女の子」の録音に関して坂本龍一氏との関わりをインタビューしている映像が流れた。 元ちとせさんと坂本龍一氏のやり取り、ニューヨークで録音したときの坂本龍一氏のエピソード(この曲の意義…

CD「ブレイクダウン・ライブ」「ウィーピング・ハープ・妹尾 Messin' around」

何の気なしに数年ぶりに2枚のCDを聴いた。 若い頃の近藤房之助のギタープレイとボーカルにさすがと思いつつ、数十年前、町の集会施設の視聴覚室で体験した妹尾隆一郎と服田洋一郎のライブを思い出した。 観客限定だったのかごく少数の人だけを相手に、2…

CD「LIVE! SOOO BAAD REVUE」(1999)

オリジナルレコードは、1977年の発売。数十年ぶりに聴き直し。 北京一、砂川正和、石田長生、山岸潤史、国府輝幸、永本忠、土居正和というそうそうたるメンバーだったことを再認識。 今聴くと、1回で十分、お腹いっぱいの気分になるけれど、45年も前…

NHK・BS「ブルース・ブラザーズ」

久しぶりにBSで放映した「ブルース・ブラザーズ」を観た。DVDは持っているけれど、最後に観たのはずいぶん前。 一番印象に残ったのは、ジョン・リー・フッカーが街中の路上で「BOOM BOOM]を演っていたシーン。ビートがあり、凄みとカッコ良さ…

ゲーリー・ロッシントンの訃報

20日付、北海道新聞のコラム「卓上四季」のテーマにつなげる枕に、ニール・ヤングの「サザーンマン」へのアンサーソングとしてレーナードスキナードの「スウィート・ホーム・アラバマ」を取り上げ、この曲の誕生に関わったギタリスト:ゲーリー・ロッシン…

北中正和「ボブ・ディラン」(新潮新書 2023)

DVD「ノー・ディレクション・ホーム」を観ながらセットで読みました。 文章がこなれていて、数多くのデータやエピソードが文に馴染んでいるので、熱心なファンでもない私もなるほどとうなずきながら読みました。 ボブ・ディランが古いブルースやフォーク…

シーナ&ザ・ロケッツ「ピンナップ・ベイビー・ブルース」(1981)

鮎川誠氏が亡くなったとのニュース。訃報欄ではどういうわけか〈ギタリスト〉としてばかり紹介されている。〈ロッカー〉だったら一発で表現できるのにと思う。 唯一持っているレコード「Pin-up Baby Blues」をレコーダーで聴きながら散歩。 硬質で太い音のギ…

駅ピアノで「ア・チャンジ・イズ・ゴナ・カム」

きょうの放映の「駅ピアノ」は、オランダのユトレヒト駅。 ストリート・ミュージシャンが、サム・クックの「A Change Is Gonna Come」を演奏していた。字幕では、もっぱらゴスペルの曲を演奏しているとのこと。 久しぶりにこの曲を聴き、どんな歌い方、スタ…

CD.DVD「アルバート・キング・ウィズ・スティーヴィー・レイヴォーン イン・セッション」

数年ぶりに両方を聴き直し、観直し。 日本版のCDを先に入手。曲の始まりや間で交わす2人の会話に日本語訳が付いているので、アルバム全体を楽しめる。録音は193年12月で、発売は1999年。このCDを聴いてからというもの、元となってる映像を何と…

ベック・ボガート・アピス「ゴーイング・ダウン」

久しぶりに「ベック・ボガート・アピス・ライブ・イン・ジャパン」のCDを聴き、「ゴーイング・ダウン」が収められていることに気づく。それで思い出したのが、「クロスロード・ギター・フェスティバル 2013」でジェフ・ベックがバンドのボーカルにベス…

ジェフ・ベック DVD[Live At RonnieE Scott's」(2009)

ジェフ・ベックが亡くなったというニュースはビックリ。 「クロスロード・ギター・フェスティバル 2019」で相変わらずのエネルギーあふれるギター・プレイを見せ、ビーチボーイズの「キャロライン・ノー」はうっとりするほどだった。 ジェフ・ベックは昔…

喜納昌吉&チャンプルーズ「BLOOD LINE」(1980)

沖縄らしさを感じさせる曲が多いアルバム。完成度は高いが、衝撃度は最初に比べると少し薄かった。 今は喜納昌吉がボーカルの「花」というタイトルが当たり前になっているが、このレコードでは、女性陣がボーカルでタイトルは「すべての人の心に花を」だった…

喜納昌吉&チャンプルーズ「喜納昌吉&チャンプルーズ」(1977)

沖縄の音楽に触れた最初のレコード。初めて聴いたときは、まさしく〈チャンプルー:ごった煮〉の印象。これが沖縄の今の音楽なのかと思う部分と沖縄の民謡や日本の民謡なども感じられ、ふしぎな感覚を持った記憶がある。これが入り口となって、ずいぶんと沖…

白竜「光州City」(1981)「アジアン」(1981)「サード」(1982)

最近の散歩のBGMは白竜の初期3枚のレコード音。ファースト、セカンドLPはレコード店ではなく、通信販売で買い求めた記憶がある。 スタジオライブの一発録音、バンド全体の若さとエネルギー、今を表現したいという白竜の思いが詰まっていて、冬の寒さで…

デイブ・メイソン「26Letters 12Notes」(2008)

デイブ・メイソン初期のCDを手に入れて聴いているうちに、そういえば最新で最後のCDも聴いてみたいと思い、入手。 1970年代中頃の太くて包み込むような声と聴いてすぐ判る特徴的なギターの音、いかにもというフレーズがある曲…それらとは違う200…

ウォーカー・ブラザーズ「太陽はもう輝かない」(1966)

ブルース・スプリングスティーンの新作「ONLY THE STRONG SURVIVE」を入手して、中学生の頃に大ヒットしていた「太陽はもう輝かない」があったのでビックリ。 ウィキペディアでは、フランキー・ヴァリのカバーとなっているが、当時の日本(1966年 手話4…

デイブ・メイソン再び

最近、デイブ・メイソンのレコード、CD、DVDを聴きなおしている。 曲づくりのうまさとカバー曲の良さ、豊かで包み込むような声のボーカル、空を舞うような独特のギター、12弦のアコースティックギターの音もきらめくよう…何もかもが良い。 レコード盤…

越智章仁 CD「海のように」「マイフレンド」

かしわ哲「あったかさん」の中で、著者がピアニスト・越智章仁さんとの出会いをかなりのページを割いて割いています。 そういえばと思い出し、図書館から「海のように」(1997)と「マイフレンド」(2000)の2枚を借りてきた。聴くのは、20年以上…

かしわ哲「あったかさん」(小学館 1998)

サブタイトルは、「サルサ・ガムテープからのメッセージ」。 タイトルの「あったかさん」は、著者が、新潟県の中部地域のお年寄りたちが、知的に障害をもった人たちを、あ「あったかさ」と呼んでいたにヒントを得た造語で、とても心地良く、もっともぴったり…

サルサ・ガムテープ「アイタイ!」

先週、テレビのチャンネルをいじっていたら「ハートネットTV」でサルサ・ガムテープが出ていて、「アイタイ!」という曲を演奏していた。短い詩のフレーズを繰り返し、ゴキゲンなロックンロールの曲に心躍る、ウキウキしてきた。 詩とリズムが裏打ちにきち…

スージー鈴木「EPICソニーとその時代」(集英社新書 2021)

タイトルが気になり入手。エピック・ソニー時代のミュージシャンをたくさん取り上げ、日本初のロック・レーベルとミュージシャン、時代との関わり方を解説している。 個人的には、エピック・ソニー・レーベルでは、佐野元春、THE MODS、一風堂、バービー・ボ…

リタ・クーリッジ CD「RITA COOLIDGE NICE FEELIN’」

1971年発売の2枚のレコードをカップリングしたCD(2009年)。 DVD「マッド・ドッグズ&イングリッシュメン」やレオン・ラッセルの「ライブ」を聴いている内にリタ・クーリッジの声を聴きたくなり、ソロ初期のカップリングCDを入手。 ファー…

カバーされる曲がすばらしいJ.J.ケール

J.J.ケールを知ったのは、エリッククラプトンが「アフター・ミッドナイト」をカバーしたことだと記憶している。その後、エリッククラプトンの定番となる「コカイン」もJ.J.ケールの曲だと知った次第。 ただ、個人的にはレーナードスキナードがカバーした…

「ニューライダーズ・オブ・ザ・パープルセージ」

「ニューライダーズ・オブ・ザ・パープルセージ」を知ったのは、音楽雑誌経由でグレイトフル・デッド絡みだと思う。ジェリー・ガルシアがバンド結成に関わり、ペダル・スティールを弾くという情報を元に、彼らのファースト・アルバムレコード「N.R.P.…

温かな声のケブ・モ(Keb' Mo')

ケブ・モ(Keb' Mo')を知ったのは、カナダ人の家に泊まったときに、そこのご主人からケブ・モのCD「Keb' Mo'」(1998)をプレゼントされたのがきっかけ。音楽の話しをしたせいなのか、彼のコレクションの中から渡されたもの。 CDを聴いて一発で気に…

マジック・ディック&ジェイ・ガイルズ「リトル・カー・ブルース」(1996)

元J.ガイルズ・バンドの2人が組んだ「ブルース・タイム」名義のセカンド・アルバム。マジック・ディックのブルースハープ&ボーカルとジェイ・ガイルズのギターがメイン。 ブルースハープの名手:マジック・ディックらしいリトル・ウォーターの曲を始め、…

リチャード・マニュエル CD「ウィスパーリング・パインズ ソロ・ライブ」(2002)

亡くなる5ヶ月くらい前、1985年10月のライブ盤。 リチャード・マニュエルの歌は、ザ・バンド以降の1983年の「ザ・バンド・ウィズ・ザケイト・ブラザーズ・バンド ライブ・イン・トーキョー」でも聴けるが、このライブ盤はほとんどレヴォン・ヘル…

温故知新 DVD「クロスロード・ギター・フェスティバル 2010」

久しぶりに1枚目をつまみ食いのように観る。 シェリル・クロウが、今でも聴き慣れ親しんできたブルースやソウルシンガーの名前を挙げ、当時のニューアルバム「100 Miles From Memphis」から「Long Road Home」「Our Love Is Fading」の2曲を披露。彼女をサ…

1970年代のレオン・ラッセル

手持ちのレオン・ラッセルのレコードは1枚「レオン・ライブ」(1973)、CDは「レオン・ラッセル」(1989)、「レオン・ラッセル・アンド・ザ・シェルターピープル」(1995)、「レオン・ライブ(1996)、「ベスト・オブ・レオン・ラッセル」(1991)、「…