読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

重松清「答えは風のなか」(朝日出版社 2021)

10の物語を収めた短編集。帯に「自分の書くお話には〈答え〉なんかないんだと思っています。読んだあとには、むしろ〈問い〉が残って欲しい」と書いています。

物語の最後の言葉やふるまいがどうなるのかは、読む子どもたちが自分で考えて見つける、そんな物語が多く用意されているので、10の物語を読むのはけっこう大変。

読み方に正解はなく、ただ自分できちんと感じて、問いかけ、考えること…。

重松清「答えは風のなか」