なかがわちひろ・作 高橋和枝・絵「とっても すてきな おうちです」(アリス館 2023)
息の合った2人の作家の組み合わせで、心地良い物語。
アリ、チョウチョ、クモ、ツバメ、ネコが順につながりあって、それぞれ自分の巣/家を自慢し合うほほえましい物語。
自慢のポイントが、それぞれ違い、その違いの特徴がなるほど…です。
最後まで読むと、家の庭の小さな世界を描いていることが分かりますが、生き物それぞれの営みが楽しい文とやわらかで色を抑えた絵が包み込んでいます。
2人とも好きな作家ですが、今回は互いの得意分野を活かしているように感じます。
ネコが出てくると、高橋和枝さんの絵が光ります。