河田桟・作「ウマと話すための7つのひみつ」(偕成社 2022)
作者は、奥付のページで自己紹介をしています。日本の南端・与那国島で馬と暮らし、馬とコミュニケーションを取って暮らしていることなどなど。
最初に、〈ウマを見ると、なんだあうれしくなって、にこにこわらってしまう〉〈ウマたちのようすを いつまでも、ずっと楽しく見て〉いる子どもを登場させます。
互いに違う言葉を持っている人間とウマ…分かりあうために著者が獲得してきた〈ウマ語〉の紹介が始まります。体の一部で発する言葉や動作で伝える言葉など…なるほどがいっぱいです。
最後にウマから近づいてウマ語で語りかけてくれるかもしれないアドバイスで終わります。色づかいやイラスト、文すべてにわたり、本の作り方がていねい。
この本に出会って手放せなくなる子どもがいるかも…と思ってしまう作品。