斉藤洋・作 高畠純・絵「ペンギンたんけんたい みなみのしま」(講談社 2022)
1991年から始まった「ペンギン・シリーズ」の最新刊は絵本バージョンで、ペンギンの数は50羽からぐんと少なく10羽。
50羽を数えるのが楽しみの1つですが、ここではペンギンたんけんたいが目指す場所と何をしようとしているかがミソ。
最初から最後まで何を考えているのか分からないペンギンたんけんたいと、たんけんたいに引き寄せられてついていく動物たちのコントラストがとにかく楽しい。
とにかく楽しい!がこのシリーズの良さ。たんけんたいが登場するときのかけ声も決まり文句で、あっという間に彼らの世界に入り込んでしまう魔法の言葉。
親子世代で読み継げるふしぎなシリーズでもあります。