読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

高橋久美子:訳「おかあさんはね」(マイクロマガジン社 2017)

作者は、エイミー・クラウス・ローゼンタール:文、トム・リヒテンヘルド:絵。

タイトルの原題は、「I Wishi You More」。

高橋久美子さんが初めて訳した絵本。「一生のお願い」で書いているように、〈お母さん〉の視点で〈我が子が…でありますように〉という〈子どもの成長や幸せ〉を願う言葉がいっぱい散りばめられています。

一人称をどう言葉にするのかで〈おかあさんはね〉という表現を編み出したことが

この作品の肝になっているのでしょう。

親子一緒に読む前提の絵本ではるけれど、読み手のお母さんにとっての力強い味方になる言葉がいっしり詰まっている作品でもあるかな…と。

もし、お父さんが読むなら〈お父さんとお母さんはね お母さんとお父さんはね〉の〈Wr Wish〉でも通じると思うので、お父さんにもぜひ!の絵本。

「おかあさんはね」