読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

グラム・パーソンズ「GP Grievous Angel」(1973 1974) 「SLEEPLESS NIGHTS」

どちらもCD。1枚は、グラム・パーソンズがソロになってからのファーストとセカンドアルバムをCD1枚に収めたもので、2枚目はフライイング・ブリトー・ブラザーズ時代とソロの未発表曲のアンソロジー

エミルー・ハリスとのコンビネーションは、ファーストの「GP」よりも「セカンドの「Grievous Angel」の方が遙かに良い。エミルー・ハリスの声もセカンドの方がカントリーっぽく2人のコーラスがとてもしっくり。聴いていて、ああ良い曲が多いなと一発で思える。

ばりばりのカントリー・ロックというよりも、グラム・パーソンズが歌いたい曲をエミルー・ハリスとの声を重ねることで完成度を高めたという気がする。

3枚目の「SLEEPLESS NIGHTS」は、寄せ集めとは思えないほど良い曲が集められている。ここでも、ローリング・ストーンズの「ホンキートンク・ウーメン」を演っているが、グラム・パーソンズとキース・リチャードとの親交があってのことと思われ、興味深い。

フライイング・ブリトー・ブラザーズのレコードをWAV化してMP3プレーヤーで聴いてから再びグラム・パーソンズのCDも聞き直すようになり、きっかけが大事だということに気づかされる。

「GP Grievous Angel」

「SLEEPLESS NIGHTS」