読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

HTB開局50周年ドラマ「チャンネルはそのまま!」(再放送)

佐々木倫子さん原作のマンガ「チャンネルはそのまま!」(全6巻)をアレンジした実写版ドラマ。最初の放映を見逃していたので、観ることができラッキー。

原作マンガは何回読んでも言葉にできないワクワクする楽しさがあり、佐々木倫子独特の笑いのツボ、オンリーワンの弾け方、おかしさはファンにとって宝物。

ドラマは原作からうまくエピソードを拾い出し、原作にはない北海道らしい物語を加え、マンガの紙面からテレビの画面という立体の世界へ飛び出てくる感じが思いの外楽しめた。

前日にNHK鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」を観て、地域の放送局がドラマを制作し発表・発信することは、地域のテレビ局にとって大事な仕事なんじゃないかとも思う。2日続けて北海道と九州・鹿児島のテレビ局が制作したドラマを観てそう思う。

「この花咲くや」では、東日本大震災と鹿児島・桜島の噴火を結びつけて防災をテーマの一つにしている。地域のテレビ局では何かの理由や特別な条件がないとドラマの制作は難しいとは思うけれど、その地域でしか表せない〈特別な何か〉を伝える大きな表現方法だとは感じている。

それはそうと、「チャンネルはそのまま!」はこれ以上ないくらい〈北海道!〉ネタ満載で、よくぞドラマ化できた…と思い、原作を読み直し、ニヤニヤ。

北海道ネタではないけれど、佐々木倫子さんの「HEAVEN!」は実写版ドラマ化しても全国版として通用するのでは…と。設定は違うけれど重要な登場人物たちには共通点があるから、

「チャンネルはそのまま!」