読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

tupera tupera「しろくまのパンツ」「ねずみさんのパンツ」(ブロンズ新社)

2冊揃って対の関係。

しろくまのパンツ」では、シロクマがパンツをなくしてしまい、ネズミがパンツ探しを手伝うストーリー。見開きの右側に穴あき仕掛けでいろいろなサイズ、色、柄のパンツがあり、それをめくるとそのパンツをパンツをはいた動物が現れます。その意外感が楽しく、最後のオチがもう一つ楽しい。

「ねずみさんのパンツ」は、パンツをなくしたネズミのパンツ探しをシロクマが手伝うバージョン。

2つの本のサイズを極端に変え、2つを読むとそのギャップが楽しさに変わります。

本の帯がパンツになっているのがおしゃれで、色づかいのカラフルさやパンツをはいた動物たちのスタイルにtupera tuperaらしさのセンスがあふれています。

tupera tupの作品は、遊びとユーモアが込められているので好き。0歳児から1歳児くらいを対象としている作品は、特にビックリするような仕明がいつも楽しみ。

しろくまのパンツ」(2012)

「ねずみさんのパンツ」(2022)