読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

斉藤洋「ジークメーア 小箱の銀の狼」(偕成社 2021)

新たに始まったシリーズ1作目。作者の長編「アーサー王物語」の世界から数百年を経ながらも、大魔法師マーリンが書き残した予言の書「マーリンの書」に導かれ、泳ぎがうまく、弓の腕もあり、暗闇でも見える(作中では〈フクロウより見える少年〉)・ジークメーアの冒険物語。

アーサー王物語」のランスロットを先祖に持つ騎士でジークメーアの導き役・ランスら風変わりな組み合わせの4人がチームとなって、ある国の野望をくじくために魔神たちを倒す旅を続けながら、魔神を倒す道具を手に入れ、多分成長していく物語。

善悪とは関係なく、とにかく読んでいて夢中になれるシリーズの始まり。

斉藤洋ジークメーア」