読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

昼田弥子・作 シゲリカツヒコ・絵「かぜがつよいひ」(くもん出版 )

風の強い日、お母さんが買い物にでかけ、留守番の姉・弟が始める〈しりとり〉遊びを〈クセが強くてシュールな絵〉が子どもを引きつけて放さない作品。

「じょうろ」「ろくろ」「ろてんぶろ」で〈ろ〉始まりの言葉が見つからず、そこからとんでもない〈へんてこしりとり〉と〈現実からどんどん離れていく絵〉の楽しい世界が続きます。

シゲリカツヒコさんの作品は数年前に知り、「だれのパンツ?」「だ妙行列」「ガスこうじょう ききいっぱつ」「バスガエル」「ごじょうしゃありがとうございます」など、どこにもないふしぎな世界が好き。

中でも「ガスこうじょう…」のばかばかしさと真剣さは驚きでした。「ごじょうしゃ…」のようにノスタルジックな雰囲気がただよう作品も惹かれます。

「かぜがつよいひ」