読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

リタ・クーリッジ CD「RITA COOLIDGE NICE FEELIN’」

1971年発売の2枚のレコードをカップリングしたCD(2009年)。

DVD「マッド・ドッグズ&イングリッシュメン」やレオン・ラッセルの「ライブ」を聴いている内にリタ・クーリッジの声を聴きたくなり、ソロ初期のカップリングCDを入手。

ファーストアルバムでは豪華なバック陣(ブッカーTやレオン・ラッセル、ステファン・スティルスドナルド・ダック・ダン他)に支えられ、伸び伸びとした豊かな声量で歌い込んでいる。南部の香りが漂う曲が多く、オーティス&スティーブ・クロッパー、ヴァン・モリソン、マーク・ベノなど多彩なアーティストの曲を手がけている。

セカンドアルバムも同じようにマーク・ベノの他にデイブ・メイソンの曲なども取り上のげ、前作同様にバラード、南部風、ゴスペル風などゆったりと情感あふれる歌がアルバム全体に行き渡っている。

若い頃に聴き馴染んだ音・サウンドがベースにあるので、聴いていて心地良い。懐かしいというよりも、曲を聴いてなごむ心地…か。

リンダ・ロンシュタットカーラ・ボノフら女性シンガーも同時代の才能豊かなシンガーソングライターの曲を取り上げているが、どういう背景を持つ曲を選び取るかで方向性が決まり、個性も浮き彫りになっていく。

リタ・クーリッジは声のおおらかさと伸びを活かすべく、その後の方向性が初期の頃に

縛られずにいったのか…などと。

「RIA COOLIDGE NICE FEELIN'」CDジャケット

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