読み・聴き・書きクケコ

本と音楽の雑記帳

温故知新 DVD「クロスロード・ギター・フェスティバル 2010」

久しぶりに1枚目をつまみ食いのように観る。

シェリル・クロウが、今でも聴き慣れ親しんできたブルースやソウルシンガーの名前を挙げ、当時のニューアルバム「100 Miles From Memphis」から「Long Road Home」「Our  Love Is Fading」の2曲を披露。彼女をサポートするバックも60-70年代のメンフィスサウンドを知っているのでゴキゲンなステージになっている。

デレク・トラックスとスーザン・テデスキは、デラニー&ボニーの「Coming Home」を大所帯なバンドで演奏。彼らは実体験してはいないけれど40年以上前のミュージシャンや曲に敬意を払い、発掘して若い世代に伝えようとしている希有な存在。

カントリー・ミュージックのヴィンス・ギルもエリック・クラプトンロバート・ジョンソンを教わったと画面上で話し、自分たちが伝えていかなければ語っている。

「クロスロード・ギター・フェスティバル」は、時代・世代を超えてミュージシャンや曲を見つけ出していく場にもなっている…確かにそう思う。

自分自身、ドイル・ブラムホールⅡ、ゲイリー・クラークJr、シチズン・コープなどを初めて観たときの鮮烈さは今でも覚えている。

「クロスロード・ギター・フェスティバル 2010」