スティーヴ・フォーバート(Steve Forbert) 1978-1982
ファーストアルバム以降、3枚目までレコードを買い、その後一時離れ、すっかりCDの時代になってから再び初期のころのCDを買い集めた。ただ、レコードの現物があるとそのものを集め直すのはためらわれ、ベスト盤などに移行。
この4枚はライブ盤を除きとても出来が良く、凝縮したスティーヴ・フォーバートの魅力をまとめて聴くことができる。特に「Young Guitar Days」と「More Young Guitar Days」は、彼の特徴でもある切なさと哀愁漂うきらめくメロディ、そしてかすれ気味の人なつこい声、シンプルで心地良いバンドサウンド…フォーク、カントリー、ロックなどの背景を持ちながら偏らないサウンドは結構異色。
1954年生まれのスティーヴ・フォーバートのデビューから4年間ほどを同世代の若い時代を過ごせたことを今更ながら幸せだと思っている。
何より、同世代で等身大の自身を歌う彼の登場はワクワクしたもの…。それが年を重ねた今でも歌を作り、CDを出し、歌い続けている…細々とでも聞き続けて良かった。
「ジャック・ラビット・スリム」ジャケット裏
左上:「モア・ヤング・ギター・デイズ」(2002)
右上:「ヤング・ギター・デイズ」(2001)
左下:「ザ・ベスト・オブ・スティーヴ・フォーバート」(1993)
右下:「キング・ビスケット・フラワーアワー・プレゼンツ(ライブ)」(1982収録)