内澤旬子「漂うままに島に着き」(朝日新聞出版 2016)
「カヨと私」につながるエッセイ。乳がんの発症から暮らし方や健康、東京暮らしの違和感を経て最終的に小豆島移住を果たし、2年目を終えたところまでを自分の身辺や島暮らしのあれこれ、移住に関する考え方などをざっくばらんに綴っています。
ヤギのカヨとの暮らしが始まったことにも触れ、著者が見聞き・体験したという限定つきながら島での新しい暮らしがそれまでとは全く違う新鮮なことだったことが満載。
タイトルは、その当時の自分の気持ちを表すとこうなる!でしょうね。
〈書く〉という著者の基本を変えずに暮らし方を変える、それも思い切ったやりかたで…著者の前に進むパワーを感じる1冊。